破れ柄を元図とする八つ縄文織りが生まれつつあります
織り組織の「破れ」は「破れ」の無い柄と大きく異なり、結合状態によっても大きく異なりますが一般的には極小の柄を織り出します。 この破れ柄(柄を破れによって作り出しているもの)を八つ縄文織りとする事で従来多かった破れのない組織で織りだされていた柄とは大きく異なった柄を織り出せるようになりました。 破れ柄の全容は未だ不明の点もありますが一定の条件下では総数65,536type中条件不一致のものがあり、実際にはその1/64、の1,024type(実際には1,024*8=8,192)が製織可能であることが解りました。ここまで世界が限定されると後は体力勝負です。長丁場になるとは思いますが頑張ってその全容を見てみようと思っています。 元図は全く新しい様相を呈してきますが、それを八つ縄文織りとする手法は従前と全く変わりはありません。全容が見えてくる過程で様々な見た事もない新しい表情を持った柄の八つ縄文織りが生まれてくる事と思います。 「色」「素材」「特殊技法」以外で自分の好みを織りに容易に表現する方法論の乏しかった手織りの世界で、こんなにワクワクと好奇心くすぐられる手織りの世界を巡り歩くことが出来る様になった事、本当に楽しいな、嬉しいな、やって来てよかったなと今更ながらしみじみ感じています。 |
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従来の破れ柄 |
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図1 |
図2の八つ縄文織りの元図 |
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図2 |
図1の八つ縄文織り |
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