八つ縄文織り©
「八つ縄文織り(やつじょうもんおり)」とは信州諏訪の農家の女性達によって伝えられた、「諏訪小倉織」を源流とする手織りの技法、とりわけ細い経糸をコントロールする知恵に加え、「倍率」という新しい要素を手織りに加え、更に織り柄の設計toolとして表計算softを使う事により容易に織りに反映させ、手織柄の拡大を自由に行う事を可能とする手法によって生まれた手織物の総称です。
この事は3原組織(平織・斜文織・朱子織)に囲い込まれていた柄のデザインが、囲い込みを解かれ果てしなく拡がる手織りの世界に飛躍できるようになった事を示します。
「八つ縄文織り」の名は「民藝」の原点である縄文中期の土器土偶を育んだ八ヶ岳西麓のエネルギーを信州諏訪の手織りに注ぎ込み、新たな信州諏訪の手織りとしてその技を少しでも後世に繋ぐ手織りができたらとの願いを込め命名されました。
たくさんの本当にたくさんの名もない女性達によって守り伝えられた信州諏訪の手織りの技で「おおらか」で「健やか」で「計り知れないエネルギー」を秘めた美しさを織り出せたらと、多くの方々が今懸命に「八つ縄文織り」と取り組んでいます


信州諏訪の珠玉の「民藝」
左から「縄文のビーナス」「仮面の女神」茅野市HPより 「人面香炉型土器」井戸尻考古館HPより 「万治の石仏」Wikipediaより転載
八つ縄文織り豆知識
- 「八つ縄文織り作品集Vol.1,2,3 、八つ縄文織りガイドブック」 が出来ました。
- 「八つ縄文織り」の特修コースがございます。(要予約) ①整経・織り②体験の2コースがあります。詳細はmailまたはお電話でお尋ねください。