柄に額縁をつける
柄を下図のように額縁に入れる手法について。
①額縁とする柄を決めます。柄は四角形または菱形が適当です。(図1)
②額縁に入れる柄を決めます(図1)
③柄①と柄②の結合状態を同一のものに変換します。(変換方法は「柄のデザイン」→「柄デザインの基礎」→「柄の規則性 結合状態Ⅱ」参照(図1)
④柄①と柄②を対角線上に配置し結合します。(結合方法は「柄のデザイン」→「柄デザインの基礎」→「柄の規則性 結合、分解」参照(図2)
⑤空白部分を境界の「破れ」に注意して埋め組織図を完成させます。(図2)
⑥展開図を見ると額縁が形成された事を確認できます。(元図:図3 作成図:図4)
【注】額縁に色を付ける場合は柄を構成する色よりも薄い色を使用すると額縁が明瞭になります。
このようにして作られた組織はタビーを入れたり(緯方向)、八つ縄文織り(経・緯方向)により柄部位の組織を任意に拡大する事により様々な興味ある織りを作りだします。(図5 八つ縄文織りで製織)
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図2 |
図3 |
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図5 |